後半はヒノキから。
ヒノキの香り、と聞いて
香りがしなくても
あぁ~こんな香り、とイメージできるヒノキ。
同じヒノキ科のジュニパーベリーは
どうでしょう。
学ぶ以前から、その香りがどんな香りか
イメージできたでしょうか。
ヒノキは私たちにとって
命を守ってきた植物。
それゆえに、香りを嗅ぐと安心感があります。
そして、どんなイメージが浮かびますか?と聞くと
ヒノキ風呂、というお声をよくいただきます。
こんなところから清潔感、というキーワードも出てきます。
一方で、日本人ならみんなその感覚だろうと思いきや
そうでもないことも。
そのヒントは、緯度。植物の生育地に関係があります。
和精油の香り=植物は
わたしたちの暮らしとともにあった香り。
ヒノキにしても、スギにしても。
味噌や酒、しょうゆ樽はスギが使われていますし
教材のひとつにお線香を用意したのですが
お線香の材料もスギ。
今回の生徒さんから、コウヤマキ風呂のお宅があるとかで
なんて贅沢!と思ったのですが
コウヤマキもそう。
そして、ユズも。冬の時期には欠かせません。
ユズ湯に、またお鍋など食品として。柚子のキーワードはホーム。
クスノキはこの辺りではあまり見かけませんが
もう少し南へ行くと、ご神木に。
月桃は沖縄の人にとっては
なじみのある植物。
以前受講いただいた生徒さんに
ムーチーの香り、と
おっしゃっていただいたことがあります^^
蒸留は最近になって始まったことではなく
以前から行われていました。
それは、目的をもって取られていた、ということです。
そんな歴史的背景も交えながら
2回に分けて10種類の和精油をお伝えさせていただきました。
和精油、どの精油が好きですか?
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3/11(土)10:00~11:30(受付〆切:3/6)
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