この講座では、使いやすく役立つ和精油10種類の
主成分や作用、使い方をはじめ
精油の背景、植物の特徴や歴史、エビデンスも交えて
お伝えしています。
和精油とは
日本に古くから自生する植物や暮らしになじみのある植物から
抽出された精油のこと。
和精油が登場して、もう何年でしょう。
わたしがはじめて出会ったのは、
14年前?くらいです。
現在、精油の種類も増え
エビデンスなど情報も増えてきています。
これから、ますます和精油に注目が集まっていくでしょう^^
今回のクラスは、アドバイザー対応や薬箱レッスンを
受講された方。
精油1つ1つを深くお伝えしていくので
情報量がぐんと増えますし、
基礎ではあまり触れない、成分もでてきます。
ちょっとビックリされるかもしれません。
この日、tenki.jpによると、岐阜市の最高気温は14℃。
北海道の稚内は-7℃。沖縄は23℃。
同じ日本でも、気温差に大きな違いが。
日本は、南北に細長い島国。
私たち人、動物も植物も
その環境で生きていけるように、また適応できるように
整え、変えていきます。
和精油講座では、その環境に育つ植物という観点からも
香りを楽しんでいただきたいので
あいうえお順でなく
北から南へ、精油を紹介しています。
最初にご紹介する精油は
最低気温が-30℃にもなる地域に育つ植物、
トドマツ。
こんな地域に育つ植物だからこその
特徴があります。
トドマツの香りは、平たく言えば森の香りですが
寒い地域に育っていると感じさせる
ひんやり感を感じさせます。
また、適度に光が差し込んでいるような森のイメージ。
香りからだけでも
こんなことに使いたいな、とみえてきます。
主要成分はαピネン、サビネン、カンフェン、ミルセン、リモネン、酢酸ボルニル…
森林浴効果をはじめ、ビジランス効果、レジディエンス…
学名のsachalinensisは
サハリン産という意味。
サハリンでは傷の手当や泌尿器系、呼吸器系のケアに使われ、
また、ドイツのクナイプ神父は呼吸器の症状に
部屋にモミを置くように勧めたとか。
香りから、成分から、歴史、暮らしから。
香りを楽しんでいただきながら
その精油の特徴、使い方を深めていきます。
テキストをご用意していますが
必要と思う情報を、メモして持ち帰っていただきたいと思います。
暮らしに役立てるとき、
だれかにその精油を紹介するとき
その情報が、とても役立ちます。
次回はヒノキから。
後半も教材が登場します。どうぞお楽しみに。